春は「肝」の季節とされる東洋医学では、気の巡りが乱れやすく、イライラや疲れ、だるさを感じやすい時期といわれています。そんな春を元気に過ごすためには、食養生がカギ!
ポイントは「巡りをよくする食材」を選ぶこと。
春におすすめなのは、菜の花・春キャベツ・せり・ふき・たけのこなどの苦味や香りのある野菜。これらは肝の働きを助け、体内に溜まった“冬のこもり”を外に出してくれます。
また、柑橘類(グレープフルーツ・レモンなど)も気の巡りをスムーズにし、気分を軽やかに整えてくれます。
調理法は「蒸す」「軽く炒める」などで、食材の持つエネルギーを引き出しやすくなります。
春の恵みを取り入れ、心も体も軽やかに過ごしましょう。
お勧めレシピ
春キャベツと菜の花の香味蒸し(巡りアップレシピ)材料(2人分)
春キャベツ:1/4個(ざく切り)
菜の花:1束(ざく切り・塩ゆで軽く)
しらす:大さじ2(または桜えびでも◎)
ごま油:小さじ1
ポン酢:大さじ1〜2
白ごま:少々
作り方
春キャベツはざく切りにし、耐熱皿に広げる。
上に下ゆでした菜の花を重ね、しらすをのせる。
ごま油を回しかけ、ラップをして電子レンジ(600W)で2〜3分加熱。
ポン酢をかけ、白ごまをふって完成!
苦味と香りのある春野菜に、しらすでたんぱく質と塩気をプラス。
ごま油の香ばしさで巡りがさらにアップします。
春のだるさを吹き飛ばしてくれる、やさしい一皿です
もっと薬膳寄りにしたい時は、お好みで生姜を少し加えても◎です!